学生留学と違い、会社を休職や退職して行く社会人留学は勇気がいるものですよね。筆者も会社を退職してアメリカ留学を決意しましたが、実際に行くまでには様々な葛藤がありました。
しかし実際に行ってみて多くのことを見たり学ぶことができ、行ってよかったなと心から思います。
今回は、3ヶ月間のアメリカへの語学留学を通して感じたことについてご紹介します。
Contents
サンフランシスコ、シリコンバレーの特徴
今回私は留学先としてサンフランシスコ(厳密にはシリコンバレー)を選択しました。
ここでは場所の特徴についてご紹介します。
サンフランシスコ、シリコンバレーに留学する魅力
サンフランシスコはアメリカの西海岸に位置しており、サンフランシスコの南部あたりにシリコンバレーがあります。このサンフランシスコやシリコンバレーなどの近郊の都市を含めた湾岸エリアをベイエリアと呼びます。
サンフランシスコ・ベイエリアにはAmazon、Google、Appleなどの世界の名だたる企業が集積しており、世界最先端の技術が生まれている場所でもあります。
シリコンバレーには多くのスタートアップ企業が存在しています。
サンフランシスコ中心部には有名な観光地としてゴールデンゲートブリッジやフィッシャーマンズ・ワーフなどがあり、観光客で賑わっています。
港町としても栄えており、新鮮な海鮮を味わうことができます。
1年を通して温暖な気候で過ごしやすいことも魅力の一つかもしれません。
世界の最先端を肌で感じたいという方にはぴったりの留学先です。
社会人留学して感じたこと。年齢は関係ある?
社会人留学をする際に年齢が気になる、という方もいるかもしれません。
筆者も実際に29歳での語学留学で学生ばかりで馴染めなかったらどうしようなどの不安を抱えていました。
しかし実際に学校に行ってみて感じたことは年齢関係なく色々な境遇の人がいました。
同じアメリカでも場所によっても違いがあると思いますが、シリコンバレーは多くの企業が集まっており世界中から働きに来ている人も多く、そんな雰囲気を感じるために語学学校も特に社会人の割合が多いと感じました。
社会人留学のメリット
ここでは社会人留学のメリットについてご紹介します。
【メリット①】社会人経験を生かした理解やディスカッションができる
社会人留学では、会社で働いた経験などをベースに留学するため、学生で留学するよりもビジネスなどに関する知識がついた状態で英語を勉強することとなります。
そのため、語学学校でビジネスや経済、政治などについて学ぶ場合も社会人経験を生かした、より深い理解や勉強やディスカッションができます。
【メリット②】今後のキャリアを見直す機会となり、新しい人脈もできる
語学学校に留学にきている人は様々な国籍、年齢のため、様々な友達を作ることができます。
筆者の学校でも実際に学生だけではなく、経営者や家族の仕事の都合で来ている人など様々な生徒がいました。
そういった人たちと交流することで今後の自分のキャリアについても見直したり、今後の仕事につながる人脈などを見つけることができます。
【メリット③】価値観が変わる刺激がある
色々な国籍の生徒と交流することはもちろん、留学先の色々な文化に触れる事で価値観が変わるような刺激があることも魅力です。
例えば筆者はアメリカに留学しましたが、アメリカの学校のスタイルは日本と比べても生徒と先生の距離が近くフレンドリーに感じました。
アメリカでは全ての人を平等だと考える文化があり、そういった考え方が学校や会社でも浸透しています。
このように日本と違った環境の中で学ぶのも大きなポイントです。
社会人留学のデメリット
ここでは社会人留学デメリットについてご紹介します。
【デメリット①】目的を持って留学しないと時間を有効に使えない
社会人留学では留学目的を明確にした方がよいでしょう。
日本に戻った後のキャリアが関わってくるためです。特に語学留学の場合はスキルを身につけるというイメージよりも英語力を伸ばすことが中心となるため、どのように次の仕事に活かすか意識しておくことが大事です。
日本にいても英語は勉強できますが、より伸ばしたいということであれば一日中英語漬けの環境に身をおくことは大きなチャンスです。
語学学校にしばらく通い英語力を高めてから大学院やコミュニティ・カレッジで専門知識を学ぶことも可能です。
留学後どのような道に進みたいのか、そのためには何が必要なのか事前に調べておきましょう。
【デメリット②】基礎を身に着けてから留学しないとなかなか伸びにくい
大学院留学ではある程度の英語力が求められますが、語学留学ではそういった制限はないことが多いため、色々なレベルの生徒達が集まってきます。
語学留学で英語力を伸ばすためには事前にどの程度の基礎が積み上げられているかでもかなり変わってきます。
基礎があまり身についていない状態で留学した場合はせっかく英語を話す機会が増えたとしても、まずは聞き取ることに苦労してしまったり、単語がわからないために英語を話すことができるようになるまでに1年以上時間がかかる場合も多く、なかなか英語力が伸びにくいです。
日本でできる限り基礎を積み上げてから留学するとその後の上達も早まります。
英語力は3ヶ月で実際にどのくらい伸びた?
気になる実際に英語力はどのくらい伸びたのか?という部分をご紹介します。
筆者は留学前の英語力はTOEICは800点後半でしたがスピーキングはあまり自信がなく、仕事に関連することに関しては英語で説明したり商談ができるという状況から留学しました。
結論から言うと、耳と発音はかなり伸びました。周りの人が喋っている英語やニュースの英語の解析度がかなり上がり、はっきりと聞こえるようになりました。
スピーキングに関してはまだムラがあるものの、自分の考えていることは一通り説明はできるという状況になりましたが、まだまだ練習が必要だなと感じています。留学生同士やゆっくり喋ってくれるネイティブとの会話は問題ないですが、電話やネイティブ同士の会話についていく際にはまだ理解できないところも多いというようなイメージです。
もちろん個人差はあるかと思いますが、3ヶ月で筆者が感じたところです。
まとめ
今回は3ヶ月のアメリカ社会人語学留学を通して感じたことについてご紹介しました。
社会人で留学することは勇気が入りますが、目的を持って留学生活を送れば新たなキャリアに挑戦したり、今後の人生に活かしていくことも可能です。
ぜひ挑戦したいと思っている方は一度切りの人生、最高の選択ができますように!