今回はサンフランシスコやシリコンバレーの通勤列車として利用されている『カルトレイン』についてご紹介します。
日本と比べて交通公共機関が少ないアメリカですが、シリコンバレーは世界の名だたる企業が集まっていることもあり、通勤列車として多くの人にカルトレインが利用されています。
またカルトレインの駅にはカリフォルニアの有名大学『スタンフォード大学』などがあり、大学の通学などでカルトレインを利用している人も多いです。
サンフランシスコの地下鉄などに比べると治安も比較的良く、安全に利用ができる電車です。
そんなカルトレインの乗り方と、おすすめの駅などについてご紹介します。
Contents
カルトレインについて
カルトレインは1987年に創業しました。サンフランシスコを始発として南下したギルロイまでの約124キロを結んでいます。
基本的には通勤列車として利用されているため、土日の運行本数は少なくなります。
スケジュールや運行情報はこちらの公式サイトから確認できます。
URL: https://www.caltrain.com/
カルトレインの乗り方・チケット
カルトレインの乗車にはチケットの購入が必要です。カルトレインのホームには改札などはなく、チケットを購入したらそのまま乗車することが可能となっています。
チケットはホームにある券売機で購入することができます。
他にもサンフランシスコの地下鉄BARTやバスSamTransなどでも共通で使うことのできるクリッパーカードというものがあります。(日本のSuicaのようなものでチャージして使うことができます。)
クリッパーカードを利用する場合は駅のホームにあるタグ付けできる機械で乗車時と降車時に記録することでカードに記録が反映されます。
乗車時にチケットをちゃんと購入しているかどうか、クリッパーカードにタグ付けしているか乗車員が定期的に車内で確認にきます。
無賃乗車は250ドル程度の罰金を取られることがありますので注意してくださいね。
Apple Payを利用している場合は、カルトレインのアプリと紐づけてその場でチャージすることも出来るので便利です。
カルトレインのパスについて
通勤や通学でカルトレインを使う方にむけて、一日乗車券やマンスリーパスも販売されています。マンスリーパスを購入するとベイへリアを走るSamtransとVTAのパスとしても利用できます。(ただしプレミアムルートに指定された場所以外)
購入はオンライン、Apple Pay、一部の薬局やホールフーズなどで可能です。
マンスリーパスの購入は通常前月の21日からスタートし、対象の月の15日まで購入することが可能です。
オンラインでマンスリーパスを購入した場合は月の始めの最初に使う際に一度だけダグオン、タグオフをするだけでカードを有効にすることができます。
カルトレインの駅
サンフランシスコからサンノゼの先ギルロイまでをつなぐカルトレインには沢山の魅力的な駅があります。
今回はその中でも降りてみたいおすすめの駅をご紹介します。
ヒルズデール駅
ヒルズデール駅はベイエリアのちょうど中心ぐらいに位置する駅です。
駅の近くにはヒルズデールショッピングセンターがあり、洋服や雑貨などはもちろん大きなフードコートなどがありお買い物を楽しむことができます。ショッピングセンターの向かい側にはトレーダージョーズなどのスーパーもあります。
パロアルト駅
パロアルト駅はスタンフォード大学の最寄り駅です。スタンフォード大学までは無料のバスなども出ており、簡単にアクセスすることができます。
広大な土地と自然を楽しむことができるスタンフォード大学には無料の美術館が併設されており、一般の人でも入場することができます。
また大学の中にはお土産ショップがはいっておりスタンフォード大学オリジナルのグッズなどを購入することができます。
マウンテンビュー駅
マウンテンビュー駅にはコンピュータ博物館やGoogle本社などがあります。
駅周辺にはカフェやレストランも充実しており、日本食レストランもあります。
治安が良く、住宅地としても人気のエリアとなっています。
まとめ
今回はシリコンバレーを走る通勤列車『カルトレイン』についてご紹介しました。
日本に比べると電車の本数が少なく、遅れもしばしば発生しますが日中の時間であれば意外と安全に利用できます。
シリコンバレーの観光などにぜひ利用してみてくださいね!